以前からタブレット「iPad Pro10.5インチ」を所持していたが、持ち運ぶことができて、PC代わりになればと思っていたのだが最近はデスクの隅っこでデジタル時計と化している。タブレットに多くを望みすぎたのが事の顛末。
2週間前にそのiPadを売却して、それを元手に「iPad mini5」を購入した。
2代目のiPadということで、使用する目的を絞っているつもり。
ここでその使用感や機種を変更して思ったことなどで「iPad mini」のレビューができたらいい。
機種変更した理由
実はPC・スマホで完結していた
いきなりタブレットの存在意義を否定してしまうようだが、ぶっちゃけタブレットは無くても生きていける。スマホで娯楽を楽しんでいる人にとっては、さらに大きな快楽を、PCを持ち歩いて仕事をするサラリーマンにとっては、もっと手軽に仕事ができたらいい。そんな願いを叶え、QOLを上げられるものがタブレット。
自分は両方に当てはまるのだが、それが逆にタブレットを手に取らなくなった理由でもある。
エンタメならスマホで、仕事ならPCで良くね?と。それが一番の生産性の高まる道だった。
Kindle PaperwhiteとiPad miniで迷う
タブレットを持っていて良かったと思えることが、一つだけある。それは読書量が増えるということ。
PCではもちろん、スマホでは読書するということは皆無に等しかった自分がタブレットを所有するようになって圧倒的な読書時間が生まれた。
そこで一時タブレットを手放したときは電子書籍専用端末「Kindle Paperwhite」を購入しれば良いのでは?と思う時期もあった。
だが、やっぱりできることの幅が広いiPadには勝てなかった。
あと、雑誌を読む際、Kindle Paperwhiteは白黒。この選択の要因はかなりデカイ。
スペック比較
Kindle Paperwhiteことはここで忘れていただき、次は手放したiPad Pro10.5とiPad mini5のスペックを比較する。
iPad mini5 | iPad Pro10.5 | |
ディスプレイ | 7.9インチ
2048×1536px Retinaディスプレイ TrueTone |
10.5インチ
2224×1668px Retinaディスプレイ ProMotionテクノロジー TrueTone |
CPU | Apple A12 Bionic | Apple A10X Fusion |
メモリ | 3GB | 4GB |
カメラ | イン:700万画素
アウト:800万画素 |
イン:700万画素
アウト:1200万画素 |
SIMカード | Nano-SIM(Apple SIM対応)eSIM | Nano-SIM Apple SIM内臓 |
認証 | 指紋 | 指紋 |
Apple Pencil | 第一世代 | 第一世代 |
発売時期 | 2019年3月18日 | 2017年6月6日 |
モデルと価格 |
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サイズ | 縦:203.2mm
横:134.8mm 厚:6.1mm |
縦:250.6mm
横:174.1mm 厚:6.1mm |
重量 | Wi-Fi版:300.5g
Cellular版:308.2g |
Wi-Fi版:469g
Cellular版:477g |
バッテリー | 最大10時間 | 最大10時間 |
変えて良かった点【乗り換えた理由】
持ち運びに最高レベルの大きさ
まずの1点に限る。
タブレットのいいところはPC並みのスペックで、PCより小さく軽く気軽に持ち運びができる点だろう。
その点からiPad miniは、できることはiPad、大きさはmini。何を言ってるかわからないだろうが、言ってる通りなのだ。
簡単に言うと、週刊少年ジャンプの大きさか、コロコロコミックの大きさか、という違い。(各漫画の厚さは置いておいて)
無印良品のサコッシュにピッタリ
そして予想外に嬉しかったのは、無印良品のサコッシュにピッタリ収めることができるのだ。
以前のiPad Proでは無印良品のバックパックに入れていた物が、サコッシュに入れることができるので、より身軽になった。
ミニマリスト歓喜。
片手持ちができる
手の小さい男性、女性の方は読み飛ばしていただいて構わない。
身長177センチの自分に限っての話だが、片手で持つことができる。
SNS閲覧、読書、その他インプット時に片手で持てるというのは地味にありがたい。
右手で持って左手で操作。ゲームもできてしまうのではないかと思うくらい快適。(自分はゲームはしない)
なんとなく電車内では開きにくいタブレットだが、iPad miniなら「少し大きなスマホ」感であまり周りの目も気にならない。これ重要。
変えて悪かった(不便)な点
やっぱりPCにはなり得ない
これはタブレットを所有した時点で思っていたので今更感ではあるが、PC変わりには使えない。
そもそもPCで何をしているかによってその人にはとても便利な物になるのだが、クリエイティブな作業をする人(動画編集・プログラミング)はなかなか全てのスキルは発揮するのは難しいのではないか。
だが、決してできないわけではない。最新のiPad Proはスペックも相当上がっており、簡単な画像編集・動画編集はできてしまう。あとは使う本人がどこまで使いこなせるか。
サブディスプレイにはできない
sidecarという機能をご存知だろうか?
Mac のデスクトップを拡張またはミラーリングするディスプレイとして iPad を活用できる。という機能なのだが、iPad miniでこの機能を使うにはちと小さい。
サブディスプレイ目的でiPadを検討している人は注意が必要だ。
表示面積が小さいため、一度に表示できる情報量が少ない。
他iPadが強すぎる
単に「iPad」といっても現在においてiPadにも数種類存在している。
できる限りPCと同じように使いたい人は最新のiPad Proをオススメする。上記でも述べたように、アプリ・スペック・スキルの全てを使いこなすことができるのであれば、充分にMacBookと同等な使い方はできると思う。
その点、iPad miniには「難しい」が多すぎる。決してできないわけではない。ただストレスが積もるだろう。
それを踏まえて、iPad miniは絶対的インプットデバイスとしてオススメしたい。これについては次項で述べよう。
iPadは最強のインプットデバイス
既に高性能なPCとスマホを持っているという人でもiPadはコンテンツインプットデバイスとして十分。
- 読書
- SNS
- 動画鑑賞
- ウェブブラウジング
- ゲーム
おそらくこれらが全て網羅でき、かつ、満足のできる使用感を得られるのはiPad(タブレット全般)だけだろう。
PC・スマホで読書するにはちと厳しい。
そこでiPadと相性抜群のウェブサービスを紹介する。
AmazonPrimeVideo
Amazonプライム会員であれば見放題というなんともお得な動画サービス。PrimeVideoでしか見られないコンテンツもあり、月額500円とは思えないサービス。
ちなみにオススメは、密室笑わせ合いサバイバル『
年末の「笑ってはいけない」シリーズのガチなやつ。何でもあり。下ネタが嫌いな人は注意が必要だ。
Kindle Unlimited
上記のプライム会員読み放題の「Prime Reading」の上位互換。
Kindle Unlimited。別途月額980円を支払って利用できるサービスだ。
月額980円で和書12万冊、洋書120万冊の電子書籍が読み放題。
洋書の数に比べて和書が10分の1というのは触れないでおこう。
1冊の本の値段から考えても、980円は、月に2冊読めば簡単に取り返せる。この中にはコンビニに売っているような週刊誌・ファッション雑誌も含まれてる。わざわざ立ち読みのためにコンビニに行く手間がなくなるのでありがたい。
もちろん読める本もベストセラーが多くこれらが読み放題というのはコスパが良すぎる。
YouTube
知らない人いないくらい有名なやつ。
オススメはYouTube PREMIUM。月額1180円。
動画再生中や、サムネイルの間に出てくる広告を一切表示しなくなるのが一番の恩恵。
これを使うと戻れなくなるので注意。
- 広告の非表示
- オフライン動画再生
- バックグラウンド再生
- YouTube MusicプレミアムとGoogle Play Musicの利用
- YouTube Originalsの視聴
これらが全て1180円で受けられるので最高。
デメリットは、一日中YouTubeを見てしまうことだ。
結果、超オススメしたいデバイス
これだけだらだらと連ねてきたが、何が言いたいかというと、一言で「最高」。
全てを兼ね備えた名機とは言えないが、ほとんどを兼ね備えた中途半端な消費デバイス。
聞こえは悪いがマジで使ってみてほしい。完璧にできる点は少ないけど、中途半端にできる点は多い。
iPadデビューには向いていない
オススメオススメとオウムのように繰り返してきたが、iPad miniは「これからiPadデビューだ!」という人に向けたサイズではないのかもしれない。
10インチ以上のiPadを使ってきたからこそ、このサイズの素晴らしさを目の当たりにできる感動がここにはある。
自分の知らない世界には、新しい発見がある。
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