結論から言うと、サブスクサービスは固定費だ。
月に数百円から数千円課金するくらいならと、簡単に契約させる悪魔のサービス。もちろん悪魔と言ってもユーザーにとっては便利な物になることが多い。
今回は自身が契約しているサブスクサービスの紹介と、それに孕んでいるメリットとデメリットを解説する。
サブスクとは
サブスクってなんなの?
サブスクリプション方式(サブスクリプションほうしき)はビジネスモデルの1つ。商品ごとに購入金額を支払うのではなく一定期間の利用権として定期的に料金を支払う方式。契約期間中は定められた商品を自由に利用できるが、契約期間が終了すれば利用できなくなるのが一般的である。日本語では「サブスク」とも略される[1][2]。英語の「サブスクリプション」(英語: subscription、英語: subscribeの名詞形)には雑誌の「予約購読」「年間購読」の意味がある[3]。転じて「有限期間の使用許可」の意味となった[3]。またクラブなどの「会費」の意味もある。
Wikipediaから引用
一定額支払うと、その期間内サービスを利用し放題というわけ。
サービスによってはコースもあり、簡単に言うと、食べ放題バイキングに松竹梅の3つのコースがあるようなもの。
サブスクのメリット
そんな基礎知識はもう誰もが知ってるから簡単に済ませて、次はそのサービスを利用する側・提供する側それぞれのメリットを解説する。
気軽に契約・解約できる
基本的に各種サービスを簡単に始められる。そして解約も。それがサブスクサービスの一番の強みとも言える。反面、簡単に契約できてしまうゆえのデメリットもあるがそれは後ほど述べよう。
お試し期間が設けられているサービスも多く、メールアドレスやgoogleアカウントのみで契約できるものもある。
期間内サービス使い放題
まずコスパがいい。
読書や音楽鑑賞、映画鑑賞が趣味の場合、作品1本分の金額でその月は10本でも100本でも1000本でもいくら観ても聴いても金額は加算されない。夢のようだが夢ではない。
人間、「〇〇し放題」という言葉には弱い。
食べ放題にしても、自分の胃袋以上の量が提供され食べきれないと分かっていてもそちらを選んでしまうように。
所有からの脱却
断捨離やミニマリストブームにより、「モノを持たない生活」に憧れ・移行する人が増えている昨今にサブスクサービスはまさに時代に則っているだろう。
自分も比較的モノを持たない生活をしているので、お世話になっている面も多い。
特に書籍・DVD・CDなどは購入すればするほど保管場所が必要になってくるし、大げさに言えば、家賃を支払って管理スペースを借りているようなもの。
漫画を本棚に並べて気分が満たされることもあったが、所有欲を満たすことで人生満足する時代など終わっている。
提供企業目線
提供する側としては、
- 長期的継続的な売上が見込め、経営が安定する
- 安価に利用開始ができるため、新規ユーザーを獲得しやすい
- ユーザー数は把握できるため、商品管理などの計画を立てやすい
- ユーザーデータが集めやすく、サービスの改善や他事業にも役立てる
宣伝方法やターゲット層を見誤なければ、上手くいくものではないだろうか。やったことないが。
サブスクのデメリット
一見、便利でしかないと思われるサブスクサービスにもデメリットも含まれているのでいくつか挙げていこう。これらと上手く付き合うことでサブスクライフが豊かになることだろう。
利用していなくても料金はかかる
定額制の宿命だ。
娯楽サービスは特にこの罠にハマりやすい。忙しくて利用する暇がなくてもサービスは継続しているのだ。また、初月無料のサービスを契約して翌月から自動課金でそのまま申し込んだことを忘れてしまっても、料金はしっかり請求はされてしまうから要注意。
興味がないコンテンツに料金を払っている
サービスの中には大量のコンテンツを扱っているものもあり、それら全てを1ヶ月で利用するのは不可能に近い。そしてその中には、興味のないサービスやコンテンツも含まれている。
ミステリー小説が好きで加入した電子書籍のサブスクだが、恋愛やSFといった他のジャンルにも料金を支払っているということになる。そういったサービスの料金が高いか安いかの判断はそれぞれにお任せする。
悪いところだけ切り取って言うと、不要なサービスにお金を払っている。
解約すると手元には何も残らない
サブスクはモノの所有を提供するサービスではない。よって解約すると使っていたモノ・サービスは使えなくなり手元には何も残らない。残るのは使ったという経験と思い出だけ。
また、娯楽サービスは視聴閲覧専用のアプリ上だけということが多い。
解約すればもちろん、アプリを削除してしまっても利用できなくなる。
映画や音楽を半永久的に手元に残して保存したい人にとっては、サブスクは向いていない。
サブスクで所有欲・コレクション欲を満たすことはできない。
支払方法がクレジットカードのみの場合が多い
契約の際求められるのが料金の支払方法だが、こちらが「クレジットカードのみ」というサービスが多い。大半の日本人はクレジットカードを所有することができるので問題はないが、何かの事情を抱えていてクレジットカードが作れない一部の人にとっては大きなネックとなる。
デビットカードでも支払いが可能なサービスもある。
クレジットカードが作れない人はデビットカードを作ってみるといい。デビットカードは審査も必要なく作ることができる。
提供企業目線
提供する側としては、
- サービス開始直後はユーザーが少なく、即利益には繋がらない
- 計画的・戦略的な動きが必要
- 常に新鮮な企画やコンテンツ、ユーザーニーズに合わせた機能改善の必要がある
- 新規コンテンツ導入のためのコストがかかる
- ユーザーとの関係性の継続が利益への鍵
加入しているサブスク
メリット・デメリットだらだら言いながらも結局自分もサブスクサービスにはお世話になっている。
- YouTubePremium(月1,180円)
- Netflix(月1,320円)
- Adobe Creative Cloud フォトプラン(月1,078円)
- AmazonPrime(年4,900円)
- Microsoft 365(月1,284円)
- Nintendo Switch Online(月306円)
- Xserver(3ヶ月3,960円)
- 会計freee(月1,298円)
- Ymobile スマホベーシックプランM(月3,680円)
- 天然水(月4,300円)
以上が契約しているサブスク。一部サブスクというわけではないものもあるが、生きていく上で必要としているもの。年間合計が194,092円。月額平均が16,174円。これに家賃や保険や光熱費等も別途。これだけのお金が生きているだけで出ていっている。馬鹿にならない金額である。もう少し見直そう…あと天然水高すぎない?
ちなみに家賃を隠しているわけではない。名古屋市内の1Kで52,000円だ。
全てのサブスクを紹介するわけにもいかないので、オススメ2選を簡単に紹介しよう。
YouTubePremium
YouTubeで動画を見まくってる人はこれは加入すべき。
もはや娯楽コンテンツというより学習コンテンツ化している部分もある。動画視聴中の広告が邪魔なので、月たった1,000円ちょいで全て削除して快適になるのなら安いもの。
Premiumには画面をスリープさせても動画音声を流すことができるので情報をながらで取得できるのは強い。
なお加入はYouTubeアプリからより、ブラウザから加入したほうが安い。
AmazonPrime

- 配送料無料
- お急ぎ便・日時指定便無料
- Prime Videoで映画やドラマが見放題
- Prime Musicで音楽が聴き放題
- Prime Readingで一部の電子書籍読み放題
この他にもサービスは充実していて、これほど幅広いコンテンツを扱ってるのはAmazonくらい。さすがと言ったところで企業努力が伺える。全てを上手く使いこなせば年間の4,900円は楽勝で取り戻せるだろう。
その他動画配信サービス
まとめ – サブスクと上手く付き合う
やっぱり必要なのは自分に何が必要を知るということ。
紹介したサブスク以外にも様々な種類のものがあるので、取捨選択を間違えないようにしてもらいたい。サブスクに加入することによって時間と金の節約になれば正解。毎月支払っているものは全て固定費と考えて、できる限り安く抑えておくことに越したことはない。
これを機に、自身の契約状況も見直してもらえるとありがたい。
こうやって自分の毎月払っているものをまとめてみると、やっぱり払いすぎていると思っている。
特に天然水。
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