そこで、重きを置くべき作業デスクについて話していこうと思う。

こちらでも簡単に紹介したものだ。
昨年末、高さを変えて、立ったり座ったりと姿勢を変えられるFlexiSpotの電動昇降デスクを導入したので、使用した感想と導入してメリットだと感じたことをレビューしよう。
座って作業を続けるリスク
日本人は世界一座り続けている
シドニー大学が世界20カ国を対象に平日の座っている時間を調査した結果、最も長く座っているのが日本人だったそう。
ちなみに、世界20カ国の平均は、約5時間(300分)に対し、日本人(成人)は、約7時間(420分)。
アメリカや中国が250分程度であることと比較するとかなり長時間であることがわかる。
日本人は勤勉だ、働きすぎだ。と言われるのがこの数字で如実に現れている。
健康に悪影響
座り続けるリスクを時間に換算すると、1時間座り続けると22分寿命が短くなるという計算になるらしい。原因は、一言でいえば、座ったまま動かないことによる弊害。
人体の筋肉の中で約7割を占める足の筋肉が動かないため、血流が悪くなり、代謝機能が低下するからだと言われている。
積み重なり長期化すれば全身が巻き込まれて、糖尿病、高血圧、脳梗塞、心疾患、がん、さらにはうつ病や認知症などあらゆる病の引き金となるとされている。
今や座りすぎは、タバコやアルコールより危険だと懸念され、WHO(世界保健機関)も「世界で年間約200万人の死因になる」と注意喚起しているほど。
通称「エコノミークラス症候群」
デスクワークでも同様のリスクがある。
ふくらはぎは「第二の心臓」と言われている。そのふくらはぎの活動が止まってしまえば、下半身に下りた血液を心臓に押し戻すポンプの働きが停止して、全身に酸素や栄養を送る血流が滞ってしまう。
それが長引くと、血がドロドロになり、血栓ができやすくなる。
血栓は文字通り、血が栓になって血管を詰まらせてしまう。それが原因で静脈血栓塞栓症を引き起こし、最悪、死に至る。
立って作業をするメリット
健康被害を防ぐ
先でも述べたように、座って作業を続けても健康を害するだけ。
ならば逆に立って作業をすればその被害は最小限に抑えられることができる。もちろん立ち続けるのは結構しんどい。
なので時間を決めて立つ時間・座る時間を決めると効率が良い。
集中力が増す
長時間、椅子に座って仕事をしていると、睡魔に襲われたり、集中力が少しずつ切れてくるという方も多いのではないだろうか。自分もその一人だ。座っている姿勢は体が安定しているため、常にリラックス状態。そして、お尻が暖かい。そこから眠気を生じやすくなることもあり、集中力が欠ける原因にもなるだろう。
一方、立った状態で作業をしていると、足は常に筋肉を使った緊張状態。緊張感があるということは、集中力と生産性を生み出すことができる。座ったままの状態で発生する、リラックスや眠気も生じなくなるだろう。
立ち続けているとはいえ、足は自由に動かせる。少し疲れたときは屈伸運動など、軽い運動をすればいい。なんなら数分でも椅子に座ってしまえばいい。作業中は立っていなければいけないという法律などないのだ。そこからメリハリがついてさらに集中力が回復に作業に打ち込めるものだ。
姿勢が正される
立った状態で仕事するスタンディングワークは、腰や肩に大きな負担がかからない。背筋は伸び、姿勢が自然と正される点は、座り仕事で感じる腰痛・肩こりに悩む方ほど実感できる効果。
電動昇降デスクの詳細なサイズと操作方法
本ブログでは医学的は知識は持ち合わせていないのでそろそろメインの話を進めていこうと思う。
電動昇降デスクは色んな種類が出ているが、ここでは自分が導入した「FlexiSpot」の電動昇降デスクE7について。
デカい
基本的に天板と脚は別売りで、脚だけ購入して天板は自分で用意することも可能。気に入った木材がるのならそれを山から調達してくるのもいい。
自分は山は所有していないので脚と同時に購入した。
この天板の大きさが120×60cm。以前使っていた机が80×40cmなので面積は2倍。もうひとつ大きなサイズで140×70cmもあり、大は小を兼ねることもあるのでこちらも迷った。非常に捨てがたい。機会があれば天板だけでも買い換えようと思う。
脚のスペック
- パネルタイプ:タッチパネル
- 機能:メモリ・ロック・障害物検知機能
- 耐荷重:125kg
- 脚幅調整範囲:110~190cm
- 昇降範囲:58~123cm
- 脚段階:三段階(ピラミッド)対応天板サイズ:幅120~210cm 奥行60~80cm 厚み≥2cm
お値段もそこそこながら、かなり丈夫で作りがとても良い。機能も申し分ない。
これを提供でいただいてるブロガーやYouTuberはFlexiSpotさんに大いに感謝せよ。ちなみに自分は全額実費だ。
操作方法
デスクの高さを変えるためにはコントローラーで操作する。
E7のコントローラーはタッチパネル式でオシャレ。
このコントローラーは組立時に左右お好みで取り付けられる。
- “▲”:上ボタン
- “▼”:下ボタン
- “ 1”:記憶されている⾼さ位置1
- “ 2”:記憶されている⾼さ位置2
- “ 1の下”(人が立ってる):記憶されている⽴ち⾼さのボタン、LEDに3を表⽰する。
- “ 2の下”(人が座ってる):記憶されている座り⾼さのボタン、LEDに4を表⽰する。
- “M”:⾼さを記憶するメモリーボタン;ロック
ほぼ見たままの操作方法のため、すごく簡単。
電動昇降デスク導入の注意点
作業のスペースと人員
そもそも梱包からデカいし、重いので組み立て作業にはそれなりのスペースと男手が必要だ。ダンボールに梱包されているものはおよそ30キロはあるだろう。
玄関まで運んでくれた佐川急便のお兄さんありがとう。
スペースは天板の大きさ、120×60cmが天板面積。もちろんこれよりの倍の広さは必要だ。脚を取り付けるには六角レンチを用いる。これは付属しているので準備の必要はない。
ただ、操作コントローラーを取り付けるにはプラスドライバーが必要なのでこれは準備していただきたい。
間違っても女性一人で作業はしないほうがいい。怪我をしては元も子もない。
こちらは組み立て風景を早送りしたものだ。
遂に導入した電動昇降デスク。
3日目だが非常に良い。快適過ぎる。#flexispot #スタンディングデスク pic.twitter.com/cpzCpDqut9— ほーりー@ブログ運営&サムネデザイン&NoCodeでHP作成 (@mini_holy) December 6, 2020
配線
電動昇降というからには電源が必要。
長さ的に直接壁コンセントに刺すことはできないので、長めも延長コードを準備しよう。
裏面にはコード収納スペースがあるのでこちらに収納可能。
外付けHDDと電源タップ2つを強力両面テープで貼り付けて使用している。
テープが強力すぎて剥がれる気配はない。
何本かだらんと垂れているものの、壁のコンセントに繋がってるのは電源タップの1本だけ。
電動昇降デスクを導入した感想
とにかくスペースが広い
スペースが広いから、左側でメモ書きをしながら反対側でパソコンを操作するという作業が一つのデスクで同時にできる。最高。
高さの調整ミリ単位
購入時にできるだけ低く、そして高くできることを優先して選んだ結果が「E7」。
写真右上の換気口の位置を比べてみて欲しい。
デスクの脚に何かをかませたりする必要もなくなった。ボタン一つで高さがミリ単位で変えることができる。最高。
自分の身長に合った高さ
身長177センチの自分には
- 座り作業時:70センチ
- 立ち作業時:109センチ
この2種類は記憶させているのでボタン一つで変更が可能。
変更可能範囲は最低58センチ、最高123センチまでなので、自分以外にも使うことができる。奥さんが使ったり、子供の学習机にしてあげることもできる。最高。
なお、その予定はない。
立つ姿勢は疲れるがそのうち慣れる
長時間立ち続けると当然だが足は疲れる。でも腰や肩の疲労とは違い、一時的なものなので、座ってしまえばその疲労は回復する。立ち作業する期間が増えると立ち続けられる時間も増える。
無理して立ち続ける必要はないので足が疲れたら休ませよう。
座らないことで簡単に作業に入れる
自分は寝る前にデスクをスタンディング状態にして寝る。
翌朝、その状態で作業をスタートさせ、立った作業で朝の眠気を発散させる。
これはかなり有効なのでスタンディングデスクを導入したらぜひ試してもらいたい。
朝、せっかく起きたのに座ってしまうとまた眠くなってしまう。
まとめ
価格・導入までのプロセスを考えると大変な面はいくつかあるが、導入してしまえば、全てが無に還る。
作業効率、モチベーションアップ・健康被害のリスク激減これらは、確実に目の当たりにするだろう。
今後のデスクワークには必須
コロナ禍により、自宅でのテレワーク・デスクワークが増えている現代では、自分で整えるしかない作業環境。
長時間デスクで仕事をしている人なら、万が一の病院代・日々の整骨院代などを考えると高くない投資だと思う。将来的、長期的な健康のためにも導入をオススメしたいデスクだ。
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